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「NFTを買うときにかかるガス代が高くて、安くする方法ないのかな」って思っていませんか?
ぼくもNFTを始めたての頃は、ガス代を節約する方法を知りませんでした。
そこで、本記事ではメタマスクでかかるガス代を抑える方法を解説します。
この記事を読み終えると、今まで払っていた無駄なガス代を削減できますよ。
MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)が高い理由
そもそもなぜメタマスクの手数料は高いのでしょうか。
理由は以下の2つ。
- 取引量が多い時間帯だから
- ブロックチェーンの処理能力が低いから
それぞれ解説していきます。
取引量が多い時間帯だから
取引量が多い時間帯はメタマスクのガス代が高くなります。
ネットワークが混雑していると、取引の処理が完了するまでに時間がかかります。
ブロックチェーンは取引量が多くなるにつれて、手数料であるガス代が高くなるように仕組み化されています。
繁忙期に飛行機代が高くなるのと同じですね。
混雑時にメタマスクで取引を行おうとすると、手数料が高くなってしまいます。
ブロックチェーンの処理能力が低いから
もう一つの原因として上げられるのが、ブロックチェーンの処理能力が低いことが挙げられます。
取引を処理するのに、時間がかかり結果としてガス代が高くなってしまいます。
NFTを買うときに主に使われるブロックチェーンはイーサリアムです。
イーサリアムは処理能力を上回る取引にリアムは処理能力を上回る取引に量が増加し、ガス代が高くなっていました。
ただ、イーサリアムは常にアップデートされていて、年々処理能力が向上しています。
ブロックチェーンの処理能力が原因でかかるガス代のコストは下がっていくと予想されます。
MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)を抑える3つのコツ
それでは、具体的にガス代を抑える方法を解説していきます。
- 取引が少ない時間帯に使用する
- 手数料を下げる設定に変更する
- まとめて取引を行う
1つずつ見ていきましょう。
取引が少ない時間帯に使用する
まずは1点目の方法が取引が少ない時間に使用することです。
先述のとおり、ガス代は取引量が多いと高くなります。
どの時間帯が安いのかは「Ethereum Gas Charts」を見ると、一目瞭然です!
ガス代が安い時間は色が薄くなっています。
色の濃さでガス代の高さがわかるので、どのタイミングがガス代が高いのかわかりやすいですね
時間に余裕をもってミントできる場合は、事前にチャートを見て、安い時間帯にミントできると無駄なガス代を払わずに済みます。
手数料を下げる設定に変更する
NFTをミントする場合は、自分の好きな日時で取引できるとは限りません。
そんなときはメタマスクの設定を「低速」に変更することで、多少ですがガス代を抑えることができます。
設定の変更はNFTを購入するときや仮想通貨を送金する際に設定できます。
トランザクション確認画面で「市場」をクリックします。
そして優先度を「市場」から「低」に変更して保存すれば設定は完了です。
多少ですが、ガス代が安くなるので、設定を変えておくのをおすすめします。
まとめて取引を行う
ガス代は取引を行うたびにかかります。
なので、取引を行う回数を減らすこともガス代節約につながります。
とくにイーサリアムで頻繁にメタマスクを使用すると、ガス代だけでも費用がかさんでしまいます。
MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)を確認する方法
続いてメタマスクでかかるガス代の確認方法について解説していきます。
- トランザクション画面
- Ethereum Gas Charts
- Etherscan
- ETH GAS Station
トランザクション画面
まずはメタマスクでNFTを購入・転送するときにガス代を確認できます。
以下の画面の赤枠の部分がガス代の見積もりです。
表示されているガス代は最大の見積額で必ずしも提示されている金額がかかるわけではありません。
とはいえ、提示額以上の金額にはならないので、一つの目安にはなります。
Ethereum Gas Charts
Ethereum Gas Chartsでは1週間のガス代の価格推移や、曜日単位の価格を見ることができます。
週間チャート
デイリーチャート
曜日・時間ごとに色でガス代の価格を見られるので、いつどの時間で使えばガス代を節約できるのかわかるので、ぜひ使ってみてください。
Etherscan
Etherscanでは取引にかかったガス代を確認することができます。
調べ方は以下のとおり。
まず公式サイトにアクセスにアクセスします。
そして検索窓でウォレットアドレスを入力します。
すると、取引履歴が表示されるので、赤枠部分(Transaction Hash)をタップします。
「Transaction Fee」という欄にかかった取引手数料が表示されます。
ETH GAS Station
ETH GAS Stationではリアルタイムに目安のガス代を確認することができます。
以下のように3種類のガス代が分かります。
処理速度 | ガス代 | 使用するタイミング |
---|---|---|
SAFE LOW | 安い | 時間に余裕があるとき |
STANDARD | 通常 | 通常 |
FAST | 高い | 何としても手に入れたいとき |
クリック戦争に勝ちたいときは「FAST」を、時間に余裕があるときは「SAFE LOW」を選択すると効率よくガス代を節約できます!
メタマスクの提示されているガス代ではなく、自分で指定したい方におすすめです。
MetaMask(メタマスク)で手数料(ガス代)がかかるタイミング
メタマスクで手数料がかかるタイミングは以下の3パターン。
- NFTを購入するとき
- 仮想通貨やNFTを送金・転送するとき
- 仮想通貨を交換するとき
NFTを購入するとき
NFTを購入するときに、ガス代がかかります。
販売したタイミングだと多くの方がメタマスクを使用しているので、ガス代が高くなる傾向があります。
ミント時間に余裕があるNFTであれば、取引が少ない時間帯を選んでミントすることをおすすめします。
仮想通貨やNFTを送金・転送するとき
仮想通貨やNFTを別のウォレットに送金・転送するタイミングでもガス代がかかります。
取引を行うたびにガス代がかかってしまうので、できるだけ回数を減らしてまとめて行うことをおすすめします。
NFTは最大20個まとめて送れますよ!
>>OpenSeaのNFTの送り方・Giveawayの受け取り方を徹底解説
仮想通貨を交換するとき
OpenSeaでNFTをオファーして購入する場合はETHをWETHに交換する必要があります。
NFTを購入するタイミング以外にも、ガス代がかかることは頭に入れておきましょう!
手数料(ガス代)は将来的に限りなく安くなる!?
ガス代が高いイーサリアムですが、実はアップデートされ続けているのを知っていますか?
iPhoneが毎年性能を上げているのと同じように、以下のようにイーサリアムもアップデートを繰り返しているんです。
取引処理能力を上げること、つまりガス代を下げることがアップデートの主な目的となっています。
現状はまだまだガス代は高いですが、将来的には銀行振り込みよりも安いガス代でNFTを購入できるかもしれません。
MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)に関してよくある質問
最後にメタマスクでかかる手数料(ガス代)に関するよくある質問にお答えしていきます。
- メタマスクの送金手数料はいくらかかるの?
- NFTを買うときになんでガス代がかかるの?
- ガス代の相場はいくら?
- メタマスクの送金手数料はいくらかかるの?
- 時間帯によりますが、大体500円から〜2000円くらいかと。
送金する際は「Ethereum Gas Charts」をみて、混雑していないか確認してから送金しましょう!
- NFTを買うときになんでガス代がかかるの?
- 取引内容の検証をした人への手数料が必要だからです!
NFTを購入したタイミングで、ブロックチェーンに取引内容が記録されます。
このタイミングで取引内容に間違いがないか検証する仕組みになっていて、検証作業を行った人に報酬としてガス代が払われます。
- ガス代の相場はいくら?
- ガス代は取引が混雑しているかで金額が大きく異なるので、一定の金額ではないことを頭に入れておいてください。
ここでは記事執筆時点のガス代を紹介します。
ガス代(最小) | ガス代(平均) | ガス代(最大) | |
---|---|---|---|
OpenSeaでNFTを購入 | 2.26$(324円) | 2.26$(324円) | 2.66$(382円) |
Uniswapでスワップ | 5.82$(836円) | 5.82$(836円) | 6.85$(985円) |
参考:Etherscan
まとめ:MetaMask(メタマスク)の高いガス代(手数料)を安くする方法
本記事ではメタマスクの手数料が高い原因とその対策について解説してきました。
ガス代が高いと思った時は以下の方法でガス代の設定を変更してみてください。
- 取引が少ない時間帯に使用する
- 手数料を下げる設定に変更する
- まとめて取引を行う