本記事ではメタマスクで複数のアカウントを作る方法を解説します。
複数アカウントを作る理由はハッキングの対策をするためです。
NFT界隈ではウォレットをハッキングする詐欺が横行しているので、リスクを分散させるためにも複数アカウント作っておきましょう。
この記事を読み終えると、NFTを守る重要性と対策方法を理解できますよ。
メタマスクは常にインターネットにつながっているため、いつNFTが盗まれるか分かりません。
インターネットと物理的に遮断されていて、安全性が高いハードウェアウォレットで保管することをおすすめします。
ハードウェアウォレット最大手
メタマスクで複数アカウントを作る必要性
そもそもなぜメタマスクで複数のアカウントを作る必要性があるのでしょうか?
理由は以下の4点。
- 自分のNFT・仮想通貨は自分で守るしかないから
- リスクを分散できるから
- 匿名性を高めることができるから
- 資産を分けて管理できるから
1つずつ解説していきますね。
自分のNFT・仮想通貨は自分で守るしかないから
NFTや仮想通貨は自分で守る必要があります。
日本円とは違って、送金先を間違えたり、詐欺にあったとしても誰も助けてはくれません。
自分で自分の資産を守るために、できることはやっておきましょう。
「自分は大丈夫」って思っている人こそ、騙されやすいです。
騙されてからでは遅いので、後悔する前に複数アカウントは作っておきましょう。

盗まれてから後悔したくないので、ぼくは複数アカウント作りましたよ
リスクを分散できるから
複数アカウントを作る最大の理由は、ハッキング対策をするためです。
もし1つのウォレットにすべてのNFTと仮想通貨を保管していた状態で、偽サイトに接続してしまうと、ウォレットの中身がすべて抜き取られてしまいます。
投資では「卵を一つのかごに盛るな」という有名な格言があります。
1つの投資先ではなく、複数の投資先に投資することでリスクを分散する大切さを伝えることわざです。
NFTや仮想通貨を保管することにおいて全く同じことがいえます。
1つのウォレットではなく、複数のウォレットで管理することで少しでもリスクを分散させましょう。
匿名性を高めることができるから
ウォレットを複数作ることは、匿名性を高めることもできます。
というのも、仮想通貨やNFTはすべての取引履歴が記録され続けます。
自分がどんなNFTを持っているのか、誰でも見ることができてしまうのです。
複数のアカウントで管理することで、プライバシーの保護につながります。

あまり人に知られたくない人は、ウォレットを複数作成しましょう。
資産を分けて管理できるから
アカウントを複数作ることで、自分の資産を管理しやすくなります。

貯金用・普段用と銀行口座を分けるのと同じです。
NFTを触り始めると、どんどんNFTが増えていきます。
自分のウォレットにあるNFTを整理するためにも、複数アカウントを作っておくことをおすすめします。
メタマスクで複数アカウント作る手順
それでは、メタマスクで複数アカウントを作る方法を解説していきます!
- プロフィールの追加
- メタマスクをインストール
プロフィールの追加
まずはプロフィールを追加していきます。
Chormeで新たにプロフィールを追加する方法
Chromeブラウザのプロフィールアイコンをクリックして、「追加」→「アカウントなしで続行」をクリックします。


メタマスクとGoogleアカウントは同期されないので、Googleアカウントを作る必要はありませんよ。
名前を入力して、「完了」をクリックします。

画面右上の「≡」→「プロフィールを新規作成」をクリックします。
Macを使っている方は「プロフィール」→「プロフィールを追加」をクリックしてください。

続いてアカウントの名前を入力します。

以上でプロフィールの追加は完了です。
メタマスクをインストール
次にメタマスクをインストールしていきます。
メタマスクの公式サイトにアクセスをして「Chromeに追加」→「拡張機能を追加」をクリックします。


その後の流れは、ガイダンスに沿って進めていきましょう。
メタマスクの使い方や登録の仕方については以下の記事で解説しています。
>>【初心者向け】メタマスクの使い方・注意すべき点を徹底解説

動画で作り方を学びたい方は以下の動画をどうぞ!
メタマスクの複数アカウントの使い分け方と注意点
複数アカウントの作成が完了したら、続いてはアカウントの運用方法と注意点を解説していきます。
- 3つの用途で使い分ける
- 同じアカウントに複数ウォレットは作らない
3つの用途で使い分ける
3つのアカウントで使い分ける方法がおすすめです。
普段用 | 信頼できるサイトのみで使用 |
NFT保管用 | NFTを保管する |
サブ | 少額の資金を保管(盗まれても仕方ない) |

ここではぼく自身の運用方法を紹介します!
「普段用」は自分が信頼できるサイトにのみ接続して管理しています。
大事にしたい、ガチホするNFTは「保管用」に移動させています。
保管用のウォレットはメタマスクではなく、インターネットと物理的に遮断されているハードウェアウォレットを使っていますよ。
メタマスクよりも安全性が高いので、ガチホしていきたいNFTがある方におすすめです。
『レジャーナノの正しい購入方法と選び方を徹底解説』で実際にぼくが使っているウォレットの買い方について解説しています。
そして1ミリでも信頼できないサイトや新しいサービスを試すときは、「サブ」を使うように。
万が一詐欺の被害にあっても、最小限の被害に抑えるためにも、サブには最低限の金額しか保管しないようにしています。
同じアカウントに複数ウォレットは作らない
以下のように、メタマスクに複数のアカウントを作ることができますが、おすすめはしません。

メタマスクがハッキングされてしまうと、他のアカウントの中身も盗まれる可能性が高く、ハッキング対策として不十分だからです。
アカウントを分けるのは、手間ではあります。
ただし、盗まれるリスクを少しでも下げるために本記事で紹介しているやり方で管理しましょう。
メタマスクに関するよくある質問
最後にメタマスクに関するよくある質問にお答えしていきます。
- NFTを保管用のウォレットに移したい
- 安全にNFTを守る方法はないの?
- NFTを触るうえで気を付けたほうがいいことは?
- NFTを保管用のウォレットに移したい
- 保管用のウォレットにNFTを送る方法は3分で終わります!
詳しくは以下の記事で解説しています。
>>OpenSeaのNFTの送り方・Giveawayの受け取り方を徹底解説
- 安全にNFTを守る方法はないの?
- NFTをガチホしていきたい人は、ハードウェアウォレットを使いましょう。
ハードウェアウォレットは常にインターネットにつながっているメタマスクと異なり、オフラインでNFTを管理できるので、メタマスクよりセキュリティが強固です。
おすすめは最大手の「Ledger Nano」です!
詳しくは以下の記事で解説しています。
- NFTを触るうえで気を付けたほうがいいことは?
- やってはいけないのは以下の4つ

NFTを守るためには、どんな詐欺が横行しているのか事例を知っておくことが重要です。
対策さえ知っておけば、防げるものばかりなので、『【NFT詐欺対策】2023年最新の詐欺事例8選を徹底解説』を読んで、守る力をつけましょう。
まとめ
本記事ではメタマスクで複数アカウントを作成する方法について解説してきました。
アカウントを作るのはめんどくさいですよね。
ただ盗まれたときに「なんであのとき対策しておかなかったんだ…」と後悔する前に3分で終わる対策をしておきましょう。

作っておいて絶対に損することはありませんよ!
メタマスクは常にインターネットにつながっているため、いつNFTが盗まれるか分かりません。
インターネットと物理的に遮断されていて、安全性が高いハードウェアウォレットで保管することをおすすめします。
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